物理化学で、反応途中の中間体の濃度が一定と見なす近似。急速に生成・消滅する物質の濃度変化を無視する仮定。
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「準定常仮定」とは?意味を解説
反応中間体の濃度が時間とともに変化せず、ほぼ一定に保たれると仮定する近似的取扱い。複雑な多段階反応において、初期段階で急速に消費される中間体に対して、その濃度変化が十分遅い反応成分に比べて無視できるほど小さいと見なす。化学反応速度論や反応メカニズムの解析で頻用される。
例文
- 酵素反応ではミハエリス定数導出に準定常仮定を用いる。
- ラジカル連鎖反応でラジカル濃度を準定常仮定で取扱う。
- 複雑な大気化学反応はこの仮定で簡略化される。
語源・由来
「準」は準用・準ずるの意で近似を示す。「定常」は時間に依らず一定の状態。物理化学の理論から20世紀初頭に確立された用語。
英語で言うと
steady-state approximationpre-equilibrium approximationquasi-stationary-state assumption
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