楯は盾の旧字体・異体字。戦国時代の文献や古典では「楯」が使用されることが多い。現代でも格調高い文章や歴史的文脈では見られるが、日常用語としては稀。漢字の簡略化に伴い「盾」が標準化された。
盾は矛から身を守る防具を指す現代標準字。攻撃から防御する道具としての本来の意味の他、比喩的に「言い訳」「口実」などの意味でも日常的に使用される。現代日本語で最も一般的な表記。
「楯」は古文・歴史文献・文語的表現に限定される一方、「盾」は現代日本語の標準字として日常会話から文章まで広く使用される。使う場面としては、楯は時代小説や古典の引用など歴史的・文語的文脈、盾は現代の日常用語や一般的な文章。ニュアンスとしては楯が古風・格調高い印象、盾が中立的・一般的。対象としては両者とも同じ物を指すが、表記の新旧が異なる。
現代日本語では「盾」を使うのが原則。「楯」は歴史小説や古典的な文脈、または意図的に古風さを出したい場合に限定。一般的な文章や日常会話では「盾」を選ぶべき。