社会全体や大多数の人々に当てはまるとされる、一般的で普遍的な意見や主張のこと。個別具体的な事例や特殊な状況を除外し、広範に成立すると考えられる論理や見解。ただし、必ずしも全ての事例に当てはまるわけではなく、例外が存在することが多い。議論の出発点や基本的な見方として用いられることが多いが、個別の事例を説明する際に不十分とされることもある。
議論や説明で個別の例外を除いた普遍的な見方を示す際に使う。「一般論ですが、転職は若いほど有利です」のように、統計や常識に基づいた広く通用する意見を述べる場面で用いられる。ただし、例外があることを暗に認める表現としても機能する。
「通説」は歴史的に確立された説、「定説」はより学問的で固定的な見方。「共通認識」は合意に基づく認識。「一般論」は最も広く、個別性を除いた平均的・標準的な見方で、例外の存在を前提としやすい点で柔軟性がある。
「一般」は広く共通する意味の「般」と普遍性を示す「一」の組み合わせ。「論」は意見や学説を意味する。明治期に西洋の論理学・哲学概念の翻訳語として定着した。
「広く通用する見方として申し上げますと」「一般的な認識では」「通常の見解としては」「標準的な考え方では」など、より改まった表現に置き換えられる。
「一般論だから絶対」と絶対視することは誤用。一般論は例外や個別性を認めた上での主張。また、単なる個人的意見を「一般論」と称するのも不正確。統計的根拠や広い支持がある見方に限定すべき。
一般論は「general theory」「common view」「conventional wisdom」などで表現される。「as a general rule」は「原則として」、「in general」は「一般に」と使い分け、文脈に応じた選択が必要。
似た言葉との違い・使い分けを解説しています。
この言葉やそのテーマを深めたい方へ。