「Kerberos」と「SSO」の違い

Kerberosは認証プロトコル、SSOはシングルサインオン方式。Kerberosはプロトコル仕様、SSOはKerberosを含む複数の認証方式の総称です。

Kerberos

Kerberosは、MITが開発したネットワーク認証プロトコルです。チケットベースの相互認証により、安全な通信を実現します。暗号化された認証チケットを使用し、パスワードを直接送信しません。企業ネットワークやLDAPと組み合わせ、Windows環境で広く採用されています。

例:Windowsドメイン環境ではKerberosプロトコルを使い、安全な認証を実現しています。

SSO

SSOはシングルサインオン(Single Sign-On)の略で、一度のログインで複数システムにアクセス可能にする仕組みです。Kerberos、SAML、OAuth等複数の実装方式があります。ユーザーの利便性向上が目的で、企業システムやクラウドサービスで採用されます。

例:複数のSaaSツールにSSOで一度ログインすれば、全て利用可能になります。

両者の違い

Kerberosはプロトコルそのもので、特定の認証技術を指します。SSOはプロトコルではなく、複数システムへの認証アクセスを実現する方式全般を指す概念です。Kerberosを使ってSSOを実現することも可能で、KerberosはSSOの実装方法の一つです。使う場面では、Kerberosはオンプレミスのネットワーク環境で、SSOはクラウド含む多様なシステム統合で使われます。

どちらを使うべき?判断のポイント

オンプレミスのWindows環境や強力な認証が必要ならKerberosを、クラウドサービスやユーザー利便性重視ならSSOの採用を検討してください。両方を組み合わせることもあります。

それぞれの語をさらに詳しく

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