記銘力とは、新しい情報や経験を脳に記録・定着させる能力です。学習時点での情報取得の効率性に焦点を当てており、いかに正確に・迅速に・深く情報をインプットできるかを指します。注意力や理解力と密接に関連しています。
記憶力とは、脳に記録された情報を一定期間保持し、必要な時に思い出す能力です。記銘後の情報の保存・維持と想起の両方のプロセスを含みます。長期記憶の維持や、過去の経験を引き出す能力が中心です。
記銘力は『学習の入口』で、情報をいかに効果的に脳に刻み込むかに関わります。記憶力は『保管と検索』で、刻み込まれた情報をどれだけ保持し想起できるかに関わります。記銘力が高くても記憶力がなければ忘れますし、逆に記銘力が低くても反復により記憶力で補うことは可能です。
学習効率や習得段階について述べる場合は『記銘力』、過去の情報想起や保持期間について述べる場合は『記憶力』を選びます。認知心理学の文脈では使い分けが重要です。