自己抑制は、衝動や感情、欲望を意識的に押さえ込む行為。ストレスや無理が伴うことが多く、一時的な対処として機能する。心理学では抑圧的で疲弊につながる可能性がある。対象は主に感情や欲望で、外部的な制約が含まれる場合もある。
自制心は、理性や意志で自分の言動をコントロールする能力や品質。習慣化により養われ、無理なく実行できる。人格特性として捉えられ、長期的な目標達成に有効。対象は行動全般で、内発的なコントロール機能を指す。
使う場面では、自己抑制は怒りや欲望など即座の感情対処に、自制心は長期的な目標達成や習慣形成に用いられる。ニュアンスとして自己抑制は無理やり抑えるイメージ、自制心は理性的にコントロールするイメージ。対象は自己抑制が感情・欲望主体で、自制心は行動全般に及ぶ。自制心は能力的評価、自己抑制は行為評価という違いもある。
一時的な感情コントロール・抑圧的状況なら「自己抑制」、継続的な行動管理・能力評価・良好な特性表現なら「自制心」を選ぶ。自制心は肯定的、自己抑制は中立~やや消極的な文脈で用いられることが多い。