「無」は何も存在しないという絶対的な状態を表す。有無の対比で、物質的・抽象的に何も無い状態を意味する。哲学的には無の概念を示す。否定的で完全性を強調する。
「空」は容器や空間など、形態は存在するが中身が詰まっていない状態を表す。「空く」という動作性も含む。仏教では「空性」という重要な概念。相対的で流動的なニュアンス。
使う場面:「無」は存在の有無を問うとき、「空」は充満度や満杯度を問うとき。ニュアンス:「無」は欠落感・虚無的、「空」は開放感・可能性的。対象:「無」は抽象概念向き、「空」は具体的な容器・空間向き。「資金が無い」は存在しない、「教室が空いている」は人がいないが部屋は存在する。
完全な欠如・存在しない状態なら「無」。容器や空間に内容物がない状態なら「空」。「無駄」「無視」「空室」「空腹」など、文語化した表現も参照して判断する。