無差別は、すべてのものに対して区別や差別をしない、同じように扱う状態を指します。判断や選別を加えず、あらゆるものを等しく見なす特徴があります。やや消極的・機械的なニュアンスを持ち、倫理的評価を含みにくいです。
平等は、公正で偏りのない条件下で、すべての人や物を同等に扱う原則を指します。積極的に公正さを実現する姿勢が特徴です。人権や機会の平等など、社会的・倫理的な価値を強調し、より前向きなニュアンスを持ちます。
無差別は区別を『しない』受動的状態で、良悪の判断なく区別を排除します。平等は『同等に扱う』能動的原則で、公正さに基づき機会や権利の均等を目指します。無差別は単なる無区別、平等は正義の実現を志向する点が異なります。対象は無差別がより幅広く、平等は人権や機会など社会的文脈が多いです。
不当な区別を禁止する文脈では『平等』、単に区別しない状態を述べる場合は『無差別』を使用します。社会的・倫理的価値を重視する際は『平等』が適切です。