「柔軟」は形容詞で、物が曲げやすい状態、または考え方や対応が硬くなく柔らかい様子を表します。現在の状態や具体的な行動・態度を直接修飾する際に使用され、即座に認識できる特性を指摘します。
「柔軟性」は名詞で、柔軟である質的な能力や特性そのものを指します。個人や組織が持つ潜在的な性質や素養として、変化への適応能力や多角的思考の余地を表現する際に用いられます。
使う場面では、「柔軟」は今この瞬間の対応や状態を評価する時に用い、「柔軟性」は持っている資質や能力として評価する時に用います。ニュアンスでは、「柔軟」は現象的で形容的、「柔軟性」は本質的で能力的です。対象では、「柔軟」は行動・判断・物質など広く修飾でき、「柔軟性」は人物・組織・思考など心理的属性に焦点を当てやすいです。
「柔軟」は現在の対応や状態を即座に評価したい場合、「柔軟性」は持つべき能力や資質を言及したい場合に適しています。「この判断は柔軟」と「柔軟性が求められる」という使い分けが基準です。