「嘯く」と「知らぬふりをする」の違い

嘯くは自分の能力や知識を誇示する行為で、知らぬふりをするは事実を隠す行為です。

嘯く

嘯くとは、実際以上の能力や知識があるかのように振る舞う、あるいは自分の力量を誇示する意味です。虚勢を張る、大きな顔をするというニュアンスで、相手に自分を良く見せたい心理が背景にあります。

例:彼は大したスキルもないのに、自分は優秀だと嘯いている。

知らぬふりをする

知らぬふりをするとは、実際には知っていることや気付いていることを知らないように装う行為です。事実を意図的に隠したり、関心がないふりをすることで、状況を回避しようとします。

例:悪いことをした子どもが知らぬふりをして、ママに見つからないようにしている。

両者の違い

嘯くは主に自分の能力や実力について虚勢を張る行為で、対象は自分の力量です。一方、知らぬふりをするは外部の事実や状況について知らないと装う行為で、対象は事柄や事実です。嘯くは相手に自分を印象づけようとする積極的な行為、知らぬふりをするは事実や責任から逃げようとする消極的な行為という違いがあります。

どちらを使うべき?判断のポイント

自分の力量や能力について誇大表現する場合は嘯く、知っていることや起きた事実について無知を装う場合は知らぬふりをするを使い分けます。話者の意図によって選択します。

それぞれの語をさらに詳しく

語彙の星図で「嘯く」と「知らぬふりをする」のつながりを探索する →