「ツェナーダイオード」と「降圧ダイオード」の違い

ツェナーダイオードは逆方向の電圧調整用、降圧ダイオードは順方向の電流制限用で、用途が異なります。

ツェナーダイオード

ツェナーダイオードは、逆方向に一定の電圧(ツェナー電圧)を印加すると、その電圧を一定に保つ素子です。電圧レギュレータや過電圧保護回路に用いられ、安定した基準電圧源として機能します。小型で応答速度が速い特徴があります。

例:この電源回路ではツェナーダイオードで5Vの安定した基準電圧を生成しています。

降圧ダイオード

降圧ダイオードは、順方向に電流を流すときの電圧降下(約0.6~0.7V)を利用して、電圧を低下させるダイオードです。簡易的な電圧低下が必要な回路で、追加コスト なく利用できます。大電流用途には向きません。

例:降圧ダイオードを使用して12Vから約11Vに電圧を低下させています。

両者の違い

ツェナーダイオードは逆方向動作で一定電圧を維持し、精密な電圧制御が必要な場面(基準電源、レギュレータ)で使用します。降圧ダイオードは順方向動作で単純な電圧低下を実現し、コスト重視の簡易回路(LED保護、小規模な電圧調整)で使用します。精度と用途が大きく異なります。

どちらを使うべき?判断のポイント

精密で安定した電圧制御が必要なら「ツェナーダイオード」、簡易的な電圧低下で十分ならコスト重視で「降圧ダイオード」を選択します。用途と精度要求度で判断してください。

それぞれの語をさらに詳しく

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