ツェナーダイオードは、逆方向に一定の電圧(ツェナー電圧)を印加すると、その電圧を一定に保つ素子です。電圧レギュレータや過電圧保護回路に用いられ、安定した基準電圧源として機能します。小型で応答速度が速い特徴があります。
降圧ダイオードは、順方向に電流を流すときの電圧降下(約0.6~0.7V)を利用して、電圧を低下させるダイオードです。簡易的な電圧低下が必要な回路で、追加コスト なく利用できます。大電流用途には向きません。
ツェナーダイオードは逆方向動作で一定電圧を維持し、精密な電圧制御が必要な場面(基準電源、レギュレータ)で使用します。降圧ダイオードは順方向動作で単純な電圧低下を実現し、コスト重視の簡易回路(LED保護、小規模な電圧調整)で使用します。精度と用途が大きく異なります。
精密で安定した電圧制御が必要なら「ツェナーダイオード」、簡易的な電圧低下で十分ならコスト重視で「降圧ダイオード」を選択します。用途と精度要求度で判断してください。