1960年代とは、1960年から1969年までの10年間を指す時間的単位です。年号に基づく客観的な時間区分であり、政治・文化・社会など様々な領域の出来事を包括的に指します。特定の経済状況や社会現象に限定されない中立的な表現です。
戦後高度成長期とは、主に1950年代後半から1970年代初頭にかけての日本経済が急速に成長した時期を指す経済的・歴史的概念です。GDP成長率が年間平均約10%に達するなど、世界的に例を見ない経済発展を遂げた特殊な時代区分です。
1960年代は単なる時間的区切りであるため、景気が良い時期も悪い時期も含まれます。一方、戦後高度成長期は経済成長という特定の現象に焦点を当てており、その時期の日本経済の特殊性を強調します。また戦後高度成長期は1950年代を含むため、1960年代とは時間的範囲が完全には一致しません。時間を述べるときは1960年代、経済成長の特徴や意義を述べるときは戦後高度成長期を用いるのが適切です。
時間的な区分・範囲を述べるなら「1960年代」、経済成長という現象やその特徴・影響を述べるなら「戦後高度成長期」を選びます。複数の時期を比較対照する際も、後者がより適切です。