金融緩和とは、中央銀行が金利を低下させたり通貨供給量を増加させたりして、市場にお金を流しやすくする政策です。景気後退やデフレ時に需要を喚起し、経済成長を促進することが目的です。
金融政策とは、中央銀行が金利調整や通貨供給量の管理を通じて、物価安定や雇用確保、経済成長などの目標を達成するために実行する施策の総称です。金融緩和も金融引締めもこれに含まれます。
金融政策は傘のような広い概念で、金融緩和はその中の一つの具体的方向性です。金融政策は中立的で全体的な金融運営を指しますが、金融緩和は景気刺激という限定的な方向を示します。また金融政策には引締めも含まれるのに対し、緩和は常に同じ方向性です。報告書や理論的議論では「政策」、景気対応の具体的な施策を述べる際は「緩和」を使う傾向があります。
経済全体の金銭管理について論じる場合は「金融政策」、具体的にお金を増やして景気を刺激する施策を指す場合は「金融緩和」を使用します。ニュースで「政策」は幅広い内容、「緩和」は景気対策という文脈判断が目安です。