記述とは、ある事柄や事実を文字で書き表すことです。特に客観的で正確な情報伝達を目的とし、実験報告書や論文、マニュアルなど、事実性が重視される文章で使われます。感情や解釈より事実の記録に焦点を当てます。
叙述とは、出来事や物語の内容を述べることです。物語や経験を順序立てて語り、時には描写や感情を含めて進行させます。小説や歴史の話、体験談など、ストーリー性のある文章で多く用いられ、事象の流れを表現します。
記述は客観的で実証的、科学的な文脈で使い、対象は事実や情報です。一方、叙述は主観的で物語的、文学的な文脈で使い、対象は経験や事象の展開です。記述は『何であるか』を明確にし、叙述は『何が起きたか』を順序立てて語ります。記述は事実の正確さ、叙述は流れの自然さが重要です。
学術的・実務的な文脈では記述、物語・経験・歴史を語る文脈では叙述を選びましょう。事実の正確さが必要なら記述、流れや雰囲気を表現したいなら叙述が適切です。