興隆(こうりゅう)は、事業や文化が次第に栄えて発展していく過程や動きを指す。上昇・成長の流れやプロセスに重点があり、発展途上の活気ある状態を表す。時間的な変化を伴う概念である。
隆盛(りゅうせい)は、ある時点での繁栄や栄えている状態そのものを指す。ピーク時の華やかさや豊かさを表現する。状態・結果に焦点があり、現在形で使うことが多い。
使う場面では、興隆は発展の過程や上昇傾向を語る時(例:「産業が興隆する」)、隆盛は既に栄えている状況や最盛期を表現する時(例:「文化の隆盛」)に用いる。ニュアンスでは、興隆はダイナミックな成長プロセスを、隆盛は完成された繁栄の状態を含意する。対象は両者とも文化・産業・企業など広いが、興隆はその発展を促す条件や背景を述べる文脈で、隆盛はその時代や時期の状況描写で使われる傾向がある。
発展・成長の流れや過程を述べるなら「興隆」、既に栄えている状態や最盛期を表すなら「隆盛」を選ぶ。過去から現在への変化を強調したければ興隆、その時期の繁栄ぶりを静的に描くなら隆盛が適切。