無は、存在・価値・内容が全くないこと、またはゼロの状態を表します。哲学用語としても、何かが根本的に欠けている状態を指します。客観的で中立的な表現で、物質的にも抽象的にも使用できます。
虚無は、人生や世界が空虚であり、何の意味も価値も感じられないという、深い絶望感や虚しさを伴った感覚を表します。主に心理的・精神的な状態を指し、主観的で感情的なニュアンスが強いです。
無は客観的事実(例:対立軸がない、選択肢がない)を述べるのに対し、虚無は主観的感覚(例:すべてが無意味に感じられる)を表します。無は存在レベルの欠如、虚無は意味・価値レベルの欠如です。使う場面では、無は状況説明、虚無は感情や思想表現に適しています。
状況や事実を述べるなら「無」、人の心情や哲学的な空虚さを表現するなら「虚無」を選びましょう。無は比較的容易に用い、虚無はより深刻で感情的な文脈で使われます。