無常(むじょう)は、仏教の根本思想で、この世のすべてのものが常に変化し続け、永遠不変なものは存在しないという教え。時間の経過とともに移ろいゆく世界の本質を表す概念。人生の無常さ、季節の無常などと幅広く使われる。
刹那(せつな)は、仏教用語で極めて短い時間、一瞬のこと。転じて「瞬間」「束の間」の意味で、限りなく短い時間的単位を指す。一刹那の間のように、非常に短い期間を表現する際に用いられる。
無常は『過去から未来へ続く変化の流れ』という時間軸全体の性質を指し、人生や世界観に関わる大きな概念。刹那は『その一つ一つの瞬間』という時間の最小単位を指す。無常は哲学的・宗教的で深い含蓄があり、刹那は瞬間的・瞬発的なニュアンス。対象が無常は人生全体など広範囲、刹那はある瞬間に限定される。
変化や移ろいの本質的な性質について述べる時は無常。ある瞬間の短さや、束の間の出来事を強調する時は刹那。人生観では無常、具体的な時間の短さでは刹那を選ぶとよい。