正常化とは、何らかの理由で異常・不正常になった状態を、本来あるべき正常な状態に戻すことです。故障した機器の修理、停止していたサービスの再開、崩れた人間関係の修復など、元の状態への復帰を指します。マイナスの状態をゼロに戻すイメージです。
改善とは、現在の状態をより良い・より優れた状態へ変えることです。効率の向上、品質の向上、サービスの充実など、現状からのプラスの進化を指します。正常な状態からさらに上を目指すニュアンスで、ゼロからプラスへの進展を意味します。
使う場面では、正常化は異常事態の解決に使い、改善は日常的な進歩に使います。ニュアンスは正常化が「復帰・修復」で、改善が「向上・進化」です。対象として正常化は問題・故障・異常事態を扱い、改善は既存システム・プロセス・パフォーマンスを扱います。正常化は緊急対応、改善は継続的取り組みという違いがあります。
状態がマイナスから通常へ戻る場合は正常化、通常からプラスへ進む場合は改善を使います。問題解決が目的なら正常化、さらなる向上が目的なら改善という判断基準が有効です。