梗概(こうがい)とは、物語や作品の筋道・あらすじを大まかに示したもの。特に文学作品や映画などの創作物に対して使われることが多い。プロット中心で、登場人物の行動や事件の流れといった「物語の骨格」を重点的に記述する。学術的・公式な文脈で用いられることが特徴。
要約(ようやく)とは、文章や内容の要点を簡潔にまとめたもの。より広く、あらゆる文章や情報に対して使える。重要な情報や主要な内容を短く整理することが目的。学術的にも日常的にも幅広く用いられ、より一般的で使用範囲が広い。
梗概は物語の「筋」に焦点を当て、起承転結などの流れを描写する点で、要約よりも叙述的・物語的。要約は「何が重要か」という情報の選別と圧縮に重点を置く。梗概は主に創作物や小説の宣伝・紹介に使い、要約は学術論文・ニュース記事・説明文など幅広い文章に使用される。梗概は物語の面白さを伝える意図があり、要約は客観的な情報伝達が目的。
小説・映画・演劇など創作物の筋を説明する場合は梗概。学術論文やニュース、マニュアルなど情報を簡潔にまとめる場合は要約。梗概は「どう進むか」、要約は「何が重要か」を伝える意図で判断するとよい。