「是認」と「承認」の違い

是認は既に起きた事実や行為を正当と判断すること、承認は相手の要求や提案を正式に受け入れることの違い。

是認

是認とは、既に起きている事実や他者の行為・主張が正当で妥当であると判断し、それを認める意味。法律や道徳に照らして『これは正しい』と評価する色合いが強い。判断者が事後的に事柄を評価する立場にある。

例:彼の研究成果は学会に是認された。

承認

承認とは、相手の要求・提案・資格などを正式に受け入れ、認可する行為。より実務的で、手続きや権限が関わることが多い。事前または現在進行形で、相手の申し立てに対して応答する性質がある。

例:企画案は上司の承認を得てから進める。

両者の違い

【使う場面】是認は事後的評価、承認は意思決定の手続き。【ニュアンス】是認は『妥当性を判定する』、承認は『受け入れを表明する』。【対象】是認は事実・行為・主張を対象に、承認は相手の要望・申請・資格など権利義務に関わる事柄を対象にする。承認は権限が必要だが、是認には権限不要。

どちらを使うべき?判断のポイント

『是認』は評価・判定・妥当性確認の文脈で。『承認』は許可・合意・手続き・権限関係の文脈で使う。不確定な事柄は承認、既成事実は是認を選ぶ傾向。

それぞれの語をさらに詳しく

語彙の星図で「是認」と「承認」のつながりを探索する →