抽象化とは、具体的な事物や現象から不要な細部を取り除き、本質的で共通する要素のみを抽出する操作です。対象の複雑さを減らし、核となる概念や性質に焦点を当てます。プログラミングのクラス設計やモデル化で頻繁に使われます。
一般化とは、複数の具体的な事例や事実から共通する法則やパターンを見出す推論です。個々の事例に共通する特徴を認識し、それをより広い範囲に適用可能な原理として整理します。帰納的思考に基づいています。
抽象化は単一の対象から本質を引き出す(垂直的)のに対し、一般化は複数の対象から共通性を見つける(水平的)です。抽象化はモデル化・システム設計で、一般化は統計や学習で活用されます。抽象化は『何が本質か』、一般化は『どの程度広く当てはまるか』という問いに答えます。
本質や構造を理解したいなら抽象化を、パターンやルールを見つけたいなら一般化を選びます。抽象化は『深さ』、一般化は『広さ』を求めるときの選択肢です。