忍耐とは、苦しいことや辛いことに対して、心を強く持ちこらえる力のこと。意志的に困難に立ち向かい、我慢し続ける精神的な姿勢を指す。修行や努力、試練などの文脈で用いられることが多い。
耐性とは、ある刺激や影響に対して抵抗力を持つ状態のこと。繰り返しの刺激によって徐々に適応する生理的・心理的な適応現象を指す。医学や心理学の専門用語としても使われる。
忍耐は能動的に困難に耐える意志と努力の表現であり、人間の道徳的な強さを示す。一方、耐性は受動的に刺激へ適応する能力で、生理的・心理的な変化を指す。忍耐は「頑張る」という行為が中心で、耐性は「慣れる」という適応が中心。忍耐は精神的努力が前提だが、耐性は自動的に形成されることもある。
心の強さや努力を強調する場合は「忍耐」、身体や心が刺激に慣れる適応を指す場合は「耐性」を選ぶ。精神的な文脈なら忍耐、生理的・医学的な文脈なら耐性が適切。