「尤度」と「確率」の違い

確率は未知の事象の起こりやすさ、尤度は観測データが与えられた場合のパラメータのもっともらしさを表します。

尤度

尤度とは、観測されたデータが得られる確からしさをパラメータの関数として表したものです。統計的推測で、どのパラメータ値がデータをよく説明するかを評価するために用います。確率のように合計が1になる必要はなく、相対的な大きさが重要です。

例:このコイン投げのデータを観測したとき、表が出やすいパラメータの尤度が高い。

確率

確率とは、ある事象が起こる可能性の大きさを0から1の値で表したものです。全ての起こり得る事象の確率の合計は1になります。未来の不確実な事象や、繰り返し起こり得る現象の発生頻度を示します。

例:このコインで表が出る確率は50%です。

両者の違い

確率は『これから起こる事象』の可能性を事前に評価するのに対し、尤度は『すでに観測されたデータ』を説明するパラメータの評価に使います。確率は結果に対する逆向き推論、尤度はパラメータに対する順向き評価です。確率は全て合計1ですが、尤度は正規化不要です。

どちらを使うべき?判断のポイント

未来の事象の起こりやすさを述べるなら『確率』、観測済みデータからパラメータを推定するなら『尤度』を使います。確率は日常会話でも使いますが、尤度は統計学の専門用語です。

それぞれの語をさらに詳しく

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