学力試験は、生徒の学習成果を測定するために実施される試験そのもの。中間試験、期末試験、入学試験など、知識やスキルを問う具体的な試験行為を意味する。合否判定や成績評価の基礎となるデータを収集するための客観的な評価手段である。
学力判定は、試験結果や学習状況に基づいて、学力の水準や能力を判定・評価する行為。診断、評価、分類といった判定プロセスを指す。単なる点数ではなく、その点数から学力レベルを判断し、結論を出す総合的な判断である。
学力試験は『何を実施するか』という行為と手段に焦点があり、入試や定期試験など具体的な試験を指す。学力判定は『何を判断するか』という評価と結論に焦点があり、試験結果をもとに学力水準を判断する。学力試験は過程、学力判定は結果と考えられる。試験は一度の行為だが、判定はプロセスを含む。
試験そのものについて述べるなら『学力試験』を使う。試験結果から学力を評価・判定する場面では『学力判定』を使う。『試験を実施する』『判定を下す』といった動詞の違いでも判別できる。