六道とは、仏教における輪廻転生の6つの行き先を指します。天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道の6つの世界があり、生前の業により転生先が決まるとされています。六道の中での移動が輪廻です。
輪廻とは、サンスクリット語のサンサーラの訳で、生死を繰り返す循環を意味します。苦しみから逃れるため修行し、悟りを開くことで輪廻から解脱することが目指されます。仏教の根本的な世界観です。
六道は『場所・世界』を指し、輪廻は『現象・プロセス』を指します。六道は転生先という静的な概念で、輪廻は生死繰り返すという動的な概念です。六道は仏教特有ですが、輪廻は広くアジア思想全般で使われます。輪廻という大きな循環の中で、六道という6つの世界を転生するという階層関係があります。
転生先の6つの世界について述べる時は六道、生死の繰り返す循環自体や解脱について述べる時は輪廻を使います。六道は仏教をより具体的に説明する際、輪廻は一般的な東洋思想を述べる際に適切です。