ドイツ観念論は、18~19世紀のドイツで展開された哲学運動。カント、ヘーゲル、フィヒテなどが、人間の精神や理性が世界を構成すると主張。主観的観念論から絶対観念論へと発展。ドイツ観念論哲学は、近代西洋思想に大きな影響を与えた。
観念論は、世界の根本が心や観念・意識であると考える哲学的立場。古代から現代まで様々な時代・地域に存在。心の外に独立した物質世界の存在を否定するか懐疑する。認識論や存在論に関わる基本的な哲学的態度。
ドイツ観念論は特定の歴史的・地理的範囲を指す具体的学派だが、観念論は時代や地域を超えた普遍的哲学思想である。ドイツ観念論を論じる場面では18~19世紀ドイツの特定哲学者の思想比較が対象だが、観念論は古代プラトンから現代までの広い思想史的対立軸として用いられる。より具体的で限定的か、より抽象的で普遍的かの違いである。
18~19世紀ドイツの哲学運動を指す場合はドイツ観念論を使用。心や観念を根本とする哲学的立場全般を述べる場合は観念論を使用。特定の学派・時代か普遍的思想か、で使い分ける。