アクセス管理は、ユーザーの認証、権限付与、アクセス権の運用など、誰が何にアクセスできるかを総合的・人的に管理する業務プロセス。組織全体のセキュリティポリシーに基づき、適切な人員に適切な権限を付与・更新・削除する管理活動を指す。
アクセス制御は、システムやネットワークレベルで、特定のユーザーやプロセスの資源へのアクセスを技術的に許可・拒否する仕組み。ファイアウォール、パスワード認証、IPアドレス制限など、実装された技術的メカニズムを指す。
アクセス管理は「誰が何にアクセスできるべきか」という経営・組織的な意思決定と運用プロセスであり、人事異動や職務変更に伴う権限調整が主な対象。アクセス制御は「実際にアクセスを許可・拒否する技術」であり、認証や暗号化などシステム実装レベルの対象。管理は方針・ポリシー、制御は技術・実装という観点の違いがある。
「業務プロセスや運用」「誰が何をできるか」の話題ならアクセス管理。「技術的な仕組み」「実装」「許可・拒否の仕掛け」の話題ならアクセス制御を使う。管理は運用層、制御は技術層を指すと判断するとよい。